『豊臣兄弟!』わずか10歳、あまりに残酷な結末…浅井長政(中島歩)の長男・万福丸の凄惨な最期 (7/7ページ)
「浅井長政最期之事」(左) 『浅井三代記』(宮内庁書陵部所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/300085038
最期に二度も信頼する弟に裏切られた信長。今回は、藤吉郎の「信頼できる人間はここにおりますぞ」という度肝を抜く行為に感銘し、涙を流すという人間味あふれる場面が描かれました。
もしドラマが、『浅井三代記』パターンだとしたら。
長政と別れて織田家に戻ったお市は、兄に「万福丸が心配だから呼び寄せよ」と言われても、「殺すのか?」と察する気もします。愛する夫・長政の男児で、自分に懐いていたら絶対に庇おうとするのではないかと思います。
それとも、「兄弟の絆」がいつも丁寧に描かれるので、もしかしたら豊臣兄弟が、長政とお市のために万福丸を助けることに尽力するのかも?
……歴史上の出来事は、現代に生きる誰一人として、真実を見聞きした人はいません。史実が曖昧な部分は、その作品によって脚色され世界が作られていくもの。
万福丸に関しては、とても「素直でいい子」に描かれただけに、残酷な展開にならなければいいなと思います。
参考:
浅井三代記
浅井氏三代(宮島敬一)
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan