朝ドラ『風、薫る』DV夫と決別し女性の自立を支えた“熊本の猛婦”…校長・梶原敏子のモデル・矢嶋楫子の生涯 (7/8ページ)
ドラマの中では、梶原校長は、りんや直美とどのように関わっていくのでしょうか。
直接授業をするのは看護教師のバーンズ(エマ・ハワード)や英語講師の松井エイ(玄理)などが接するのでしょう。時折、なにか迷いや疑問などを抱いた悩む女生徒たちに、自身の経験や信念に基づいたアドバイスを伝えるのかもしれませんね。
生徒の授業風景を見守る梶原敏子校長兼所長(NHK朝ドラ『風、薫る』公式サイトより)
病人を救う看護婦の職業は自立したい女性たちを救ったこの当時、女性が経済的に自立をするための専門職は、教師くらいしかなかったとか。そのため、この時代にトレインド・ナースという職業が誕生したことは大きな意味を持ちます。
もちろん、当時全国的に猛威を振るった疫病に対する、専門的な知識と技術を持つトレインド・ナースは社会にとって非常に重要な職業でした。けれども、貧しくて遊郭に売られたものの逃げ出して看護婦になって独立した女性もいたそう。
看護婦は人の命を救う職業ではありましたが、この職業の存在そのものが、貧しかったり自立をしたかったり夫や親の支配から逃げたかったりなど「This is my Life」を求めている女性たちそのものを救ったのでしょう。