【豊臣兄弟!】お市が長政を介錯した衝撃ラスト…“終焉と滅亡”が描かれた第17回『小谷落城』を考察 (6/9ページ)
わしはそんなそなたが大好きであった」と長政に言われ、渡された手作りの3つのお守り袋を握り締め、娘や次女たちとともに城を出ようとしますが……。
実は、記録によると、お市は長政を置いて小谷城を退却したことを悔やんでいたそうです。
浅井三姉妹の次女 「初」ゆかりの江戸城大奥の老女・渓心院の覚書写本『渓心院文』(お市の実像をうかがわせる信ぴょう性のある史料とされている)に
夫・長政との別れについて「御いちさま仰せには、あざい殿時分出させられさえ御くやしく候に」という記述が。つまり、浅井家滅亡の際に、夫を置いて退去したことを「くやしく」思っていたのです。
お市は共に最期を迎えようとするも、ドラマのように「ならん。そなたにはまだやらねばならぬことがあろう」と説得されたのではないでしょうか。
手作りの「三つ盛亀甲に唐花菱」の木のパーツを入れたお守り袋をお市に託す長政。(NHK大河「豊臣兄弟!」公式サイトより
優しい「大男」の物語がお市の行動を決めたそんなお市の最後となる行動を決めたのは豊臣兄弟の他愛ない「物語」でした。
第12回『小谷城の再会』で、小一郎と藤吉郎が茶々を産んだお市と久々に再会した時に、途中まで話をしていた『不思議な大男の物語』。