朝ドラ【風、薫る】りんの運命を大きく変える外科医…今井益夫(古川雄大)のモデルとされる佐藤三吉の史実 (3/9ページ)

Japaaan

「分からない・伝わらないなら、自分で学ぶ」という能動的な意識を育てるためもあったのかもしれません。

「帝都医大病院」へ看護実習へ出向くにあたり、バーンズ先生は生徒たちに西洋スタイルの実習着とキャップをプレゼントしました。

紺色の実習着は、肩にタックをふんだんに入れた長袖のパフスリーブ。首元と手首は白いカフス。上半身のフロント部分は細かいタックにくるみボタンで、共布のベルトでウエストを絞り、フレアーを効かせたロングスカート。130年近く前の制服ですが、レトロで可愛いデザインに魅了されます。

この上に、真っ白なエプロンと白いキャップをつけた看護婦さんが現れたら、病院内がパア〜ッと明るくなりそうな雰囲気。いかにも「新しい時代の看護婦=プロの職業婦人の卵」という感じがします。

一見、ロングスカートに長袖は歩きづらそうだし動きづらそう。けれども、もともと「看護」はキリスト教の修道女たちの奉仕活動から成り立ってきたので、トレインドナースの制服は肌を露出しない修道女をイメージしたデザインがベースといわれています。

さらに、肌を露出しないことで「感染から身を守る」役目もあり、エプロンやキャップが真っ白なのは、「すぐに汚れが分かり洗濯できるように」という意図もあるとか。

今までにない新しい制服を身に付け、意識も引き締まったのか彼女たちも「面構え」がキリッとしてきましたね。

史実でも、りんのモデルとなった大関和、直美のモデルになった鈴木雅は、明治21年(1888)に桜井女学校附属看護養成所を卒業して、トレインドナースとして「帝国大学医科大学附属第一医院」に配属されています。

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