朝ドラ【風、薫る】りんの人生を動かす外科助手・黒川勝治(平埜生成)…実在モデル・瀬尾原始の実像 (4/9ページ)
「下女風情が!」と、男尊女卑丸出しのハラスメントをする薗部(NHK朝ドラ『風、薫る』公式サイトより)
父の病院の院長になる前に医大で外科助手を務める前回、今井益夫のモデルは実在の人物で「ドイツで学んだ外科医・東京帝国大学医科大学付属医院の院長に就任した佐藤三吉では?」という記事をご紹介しました。三吉はりんの看護婦人生に関わる人物ですが、黒川勝治もりんの看護婦人生を変えていく人物です。
黒川勝治のモデルは実在の人物・瀬尾原始(せのおげんし)と推測されています。史実では、瀬尾原始は江戸時代に高田藩の藩医であった瀬尾玄弘の養子です。
養父・玄弘は明治4年(1871)に新潟県高田(現在の新潟県上越市)の自宅で知命堂という医院を開業。明治24(1891)年には、知命堂病院と改名し、原始は初代院長に就任しました。
明治27年(1894)には「知命堂病院附属産婆看護婦養成所」を開校し、明治39年(1906)には「財団法人 知命堂病院」を設立。その後、原始は明治45年(1912)に「財団法人 知命堂病院」の理事長に就任しました。
実は、原始は知命堂病院院長に就任する前、帝国大学医科大学第一医院に在籍していました。