朝ドラ【風、薫る】りんの人生を動かす外科助手・黒川勝治(平埜生成)…実在モデル・瀬尾原始の実像 (8/9ページ)
けれどもちょうどこの頃、恩師のマリア・T・トゥルーの病状が悪化。自分で看護をしたいと、原始に願い出て和は明治29年(1896)に帰京したのでした。
モンスターペイシェント問題のある時代だからこそ
帰京後も和はさまざまな活躍をしますが、それはまたご紹介しましょう。
世間や病院で差別や偏見と戦いつつ、新たな人脈と人生を築いていく大関和さん。ドラマでは、“正しいことをしよう”と、へこたれながらもあきらめずにしつこく食い下がるガッツのあるりんを見ていると、和さんも想像を絶する苦労を重ねてたのだなと思います。
モンスターペイシェントといわれ、看護師・医師・病院スタッフなどに理不尽な要求、暴力や暴言など非常識な言動を繰り返す患者が問題になる現代。特にコロナ感染拡大期には問題になりました。(実際、私も大病院で、看護スタッフを明治時代のように「下女扱い」する非常識な患者がいるのを、何度か見かけました。令和だというのに…)
当たり前のように病院で看護を受けられる時代だからこそ現場で働く人へのリスペクトや、数多くの先人が大変な思いをしつつ「看護への道」を切り開いてくれたことへ感謝の念は持ちたいもの。