「AIは敵か、味方か?」──漫画コースの学生が授業後にたどり着いた、人間とAIの“共創”の描き方【ASOポップカルチャー専門学校×㈱dott】 (3/9ページ)
そんなときに、自分の考えている設定やあらすじをAIに投げて、「この中で何ページのプロット、話の流れを考えてください」とお願いして、出てきたものを参考にしつつ、自分の中で再構築するというやり方をしています。
==担当F先生==
お二人の使い方は「満点」です。AIで出したものを(鵜呑みにするのではなく、)自分で再構築するところまでできていると感じています。
■教員インタビュー
導入のきっかけ──「ついに来たか」と、プロとしての「正しさ」と「道具」としてのAI
■「AI STUDIO」を漫画コースに導入する前に抱えていた課題や、導入のきっかけについて教えてください。
==担当F先生==
上長から学生へのAI教育の話が来たときは、「ついに来たか」という気持ちでした。
プロの漫画家さんや、教育課程編成委員の先生方から、「AIについてもうちょっと学んだ方がいいのでは」「AIはもう切っても切れない関係になるので、早めに注意点や著作権の問題を学ばせた方がいい」といった声が届いていました。上長からも同様の話があり、「頑張って勉強しましょう」という流れで導入を決めました。
私自身のスタンスとしては、AIが全部正しいわけではないので、自分の中で「何が正しいか」が分かるような理論を根底に持ったうえで使ってほしい。そのうえで、アイデア出しはAIに任せ、自分になかったものも提案してもらい、道具として使うという気持ちで取り組みました。
背景作画の授業では、例えば「2000年代の流行を調べたい」といったとき、学生は自分が生まれる前の時代なので、AIに聞いてもいいんだという伝え方をしています。アイデアを一瞬で出してくれる、便利な道具としてAIを受け止めてほしいという思いです。
■授業では、どのような点を特に意識して教えましたか?
==担当F先生==
AI STUDIOで提供された課題やパワーポイントをベースにしつつ、学科として学生がAIを使う際に守ってほしいルールや注意点もさらに付け加えて、しっかり伝えました。