『豊臣兄弟!』秀吉が生涯悔いる見捨てた尼子勝久と家臣・山中幸盛との信頼関係…第22回を考察 (7/10ページ)
笑みを浮かべ家臣らを見送る勝久の頬に伝う涙。再興できなかった無念か、最期まで援軍が来なかった嘆きか。ここまで来れた秀吉への感謝か。
無念でした。尼子軍を助けたかった。個人的に「豊臣兄弟!」過去一、泣けた場面でした。
ちなみに、尼子勝久たちが歌った歌は……
露と落ち 露と消えにし我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢
(露のように生まれ、露のように死んでいく、私の人生であった。 すべてのことがまるで夢の中で夢をみているかのようだ。)
この秀吉の辞世の句に似ています。
「粥がさめる」と天に叫ぶ秀吉に涙。NHK大河「豊臣兄弟!」公式サイトより
辛い記憶を自ら封じ込めようとした秀吉だが陣を引き上げた秀吉軍は書写山・円教寺に陣を構えます。秀吉は良心の呵責に苦しめられ「すまない」と夢の中で泣いて詫びるほど。彼らの幻をみて後退り足を踏み外し軒先から落ちてしまいます。
頭を打った衝撃で記憶を無くす秀吉。
信用していた相手の謀反や裏切りなど戦国時代は日常茶飯事。けれども、裏切られるより「信じてくれた相手を裏切り見捨てる」ことのほうが遥かに辛い。
相手への申し訳なさと自分を責め苛む気持ち、両方に苦しみます。