朝ドラ『風、薫る』虎太郎(小林虎之介)が再登場!『立身出世』を夢見る明治社会の若者群の象徴か (6/9ページ)
家柄で人生がほぼ決まっていた江戸時代と違い、貧しい家の出身でも、自分の能力や努力しだいで出世も可能になった明治社会は、多くの若者が『立身出世』を夢見て頑張った時代でした。
明治5年から順次刊行された福澤諭吉の『学問のすゝめ』に、影響された若者も多かったそうです。
自己責任で自分の道を選び努力次第で上を目指せる分、出世できないのは己の努力不足……そんな空気のある社会で、元足軽で貧乏な家の息子の自分が勝負をかける。
故郷から出てきてからの虎太郎は、「『立身出世』を夢見て頑張った明治時代を象徴する若者」がモデルなのかもしれません。
明治19年の日本橋。西洋式の馬車鉄道、ガス灯、背景には三井銀行なども。小林 幾英
明治時代、銀座に製薬会社を設立した「資生堂」明治時代、「銀座の製薬会社」といえば代表的なのが、明治5年(1872)に元海軍病院薬局長・福原有信が、日本初の民間洋風調剤薬局として創業、現在の銀座七丁目に社屋を構えた「資生堂薬局」(福原商店)が挙げられます。
りんと虎太郎が再会した頃の明治21年(1888)には「福原衛生歯磨石鹸」という日本初の練り歯磨きも発売。明治30年(1897)に化粧水「オイテルミン」の開発を機に化粧品業界へと進出していきます。