朝ドラ『風、薫る』虎太郎(小林虎之介)が再登場!『立身出世』を夢見る明治社会の若者群の象徴か (9/9ページ)
シマケンと虎太郎の間に飛び交うばちばちには気が付かない様子のりん(NHK「風、薫る」公式サイトより)
原案小説によると、大関和は看護婦としての仕事や女性の地位向上のための活動に邁進して、恋愛や再婚に興味がなかったようです。
和は美人だったので医師や患者からもてたそうですが、「武家教育を受けて、その慣習のもとに嫁いだので恋愛という概念がなかった」そう。
30代中頃、ある男性と近しい関係になるも、相手の女性遍歴を知り別れます。キリスト教の「一夫一婦制」が理想夫婦のあるべき姿の和にとっては、元夫のように女遊びをする男は論外だったでしょう。その後、生涯再婚はしていません。
ドラマでは、シマケン、虎太郎のどちらかと結ばれるという結末はないかも。
恋愛関係として結ばれなくても、シマケンは新聞や小説など「ペンの力」で、虎太郎は「医療の力」でりんの人生をサポートしていく……そんな展開になるのでしょうか。
今後の、虎太郎の謎が解明されどのような展開になっていくのか楽しみです。
参考:
中外製薬「くすり研究の歴史」
野村ホールディンングス・日本経済新聞「お金の歴史雑学コラム」
『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中公文庫)田中ひかる
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan