朝ドラ『風、薫る』虎太郎(小林虎之介)が再登場!『立身出世』を夢見る明治社会の若者群の象徴か (7/9ページ)
虎太郎が銀座のどこの製薬会社に勤めているのかは今のところ不明ですが、「必ず出世するから」とりんに誓っていましたね。
明治時代の正社員の給料は、たとえば明治30年頃、小学校の教員や巡査の初任給は月に8~9円ぐらい。 一人前の大工や工場のベテラン技術者で月20円ぐらいだったようです。当時の1円は現在の3万円くらいの価値があったそう。
成長株の業種で出世して給料が上がり、故郷に残した家族にも仕送りができるようになれば、初めてりんと肩を並べることがでると思ったのではないでしょうか。
漢方薬に用いられていた素材「虎」
ちなみに虎太郎の『虎』という字。
コレラは急に激しい症状に襲われるため「1日に千里を走る」という虎のイメージから「虎烈刺」「虎列拉」「虎列刺」などと表記されていました。
けれども、その反面「力強く勇猛で生命力に溢れる」というイメージが受け入れられ、実際に虎は漢方薬にも用いられていました。
たとえば、虎の頭蓋骨「虎骨(ここつ)」は古くから漢方薬として煎じて消炎・鎮痛剤として用いられていたそうです。
虎骨は虎骨酒として製剤化されたり、煮詰めて膠質を取り出したものは虎骨膠として使用されました。
現在でも「五虎湯」はせきどめの薬として有名ですよね。