『豊臣兄弟!』本能寺の変は「怨恨」だけではない!光秀を謀反へ走らせた家康共謀説・四国説・武田内通説 (4/13ページ)
信長の言葉に呆然とする光秀。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
信長が元親に四国平定を容認したのは、織田側の事情によるところが大きかったというのが実状です。そのころ信長は大坂本願寺と戦っていましたが、本願寺と同盟する中国の毛利氏などが本願寺に物資を搬入するなど、その後方支援を行っていました。そのために羽柴秀吉(池松壮亮)を総大将として播磨・但馬を攻略することで、その分断を図ったのです。
しかし、別所長治をはじめとする播磨諸将、さらには摂津の荒木村重までも信長に反旗を翻し、中国側の瀬戸内掌握に失敗します。このような状況で、四国側の瀬戸内を毛利氏に支配されると、織田家にとっては壊滅的な痛手になるところでした。
そこで信長は元親の四国平定を半ば利用するかのように、阿波・伊予の反信長勢力と戦わせていました。ここまでは、信長と元親の利害関係が一致していたのです。そして、その取次役を行ったのが光秀でした。