朝ドラ『風、薫る』さよなら吉江先生…実際はりんのモデルを看護婦の道へ導いた実在モデル・植村正久とは (3/10ページ)
けれども、明治維新に浮かれている社会を嫌っていました。
「結婚しなきゃ女はまともに生きちゃあいけない……納得行かない!この国じゃ逆立ちしたって幸せになれない。もうこんな国、出て行ってやる」
と怒り浸透でキレました。そんな直美の怒りを、いつも慰めたり導いたりしていた吉江先生。けれど、直美より先にすぐ泣いてしまいます。そのおかげで、逆に直美が冷静になれるといういいコンビでした。
直美の怒りがよく分かるだけに、すぐ泣いてしまう吉江先生。(NHK「風、薫る」公式「X」より
吉江善作のモデルは牧師・植村正久この吉江善作のモデルといわれているのが、明治時代に実在した牧師・植村正久なのです。
実は、この植村正久は、直美のモデルである鈴木雅ではなく、りんのモデルである大関和を見守りトレインドナースになる道を教えて、躊躇する和の背中を押した人なのです。
実は、ドラマの中のりんのように、和も親がまとめた縁談相手と19歳で結婚。夫は22歳年上・バツイチ・複数の妾持ちでした。和は夫の女関係や姑の性格などに耐えきれずに離婚します。
離婚後、夫との間に子供がいた和は、国の中国語通訳の仕事をしていた鄭永寧家で女中として働きました。
外国語が飛び交うハイカラな鄭家で働くうちに、親しくなった息子の鄭永慶に、「これからは英語の時代。英語を身につければ女性でも仕事はある」と語学習得を勧められます。