『豊臣兄弟!』後半の鍵を握る「浅井三姉妹」茶々・初・江——秀吉に翻弄された波乱の生涯 (11/12ページ)
江にはいくつか逸話が残っています。
・病弱で容姿もすぐれない家光より、容姿端麗な次男・忠長を可愛がり、家光は自殺未遂まで追い込まれた
・家光の乳母・春日の局はそんな江を嫌っていた
・夫の側室は許さなかった
など、穏やかではない逸話です。
お市は江だけに「浅井家と織田家の血を絶やさぬよう」という遺言を残したそう。
江は必死にそれを守って生きようとし、周囲から反感を買いがちだったのかもしれません。
豊臣秀勝との娘の完子は公家の九条忠栄に嫁ぎ、4男3女に恵まれます。その次男・道房の家系は、大正天皇の妻となった貞明皇后へと続くことになったのでした。
最後に……
知勇に優れ子煩悩だった父・長政と美しく聡明だった母・お市。
仲睦まじい両親の間に生まれた浅井三姉妹は、父が亡くなるまでは幸せな幼少期を過ごしていたのでしょう。
父の死後は三者三様に激動の人生を送りました。そのいずれにも関わり彼女たちの人生に大きな影響を与えたのが秀吉です。
「豊臣兄弟!」では、三姉妹と秀吉がどのように関わって描かれていくのか、楽しみですね。