外国人材はなぜ日本企業を離れるのか 「採用後の定着」で問われる受け入れ体制 (4/4ページ)
そのため、外国人材を継続的に受け入れる企業では、採用担当者だけでなく、労務や現場の管理職も含めた情報共有が必要になる。
同社も、制度や労務管理に関する情報提供を企業向けに行っているという。
ただ、外国人材を取り巻く課題は企業単位では解決しにくいものもある。為替や賃金水準、他国との人材獲得競争などによって、日本で働くことの魅力そのものが相対的に変化する可能性もあるからだ。
そのなかで、日本企業が選ばれるためには、採用人数を増やすことだけでなく、「入社した後にどのように働いてもらうか」を考える必要がある。外国人材の定着は、本人の努力だけで決まるものではない。企業文化やコミュニケーション、相談体制、キャリア形成など、受け入れる企業側の環境も大きく影響する。グローバークスの取り組みは、外国人雇用を「採用」で終わらせず、その後の定着まで含めて考える一つの事例といえるだろう。
【取材協力】
株式会社グローバークス
代表取締役 森永 健太
https://www.globarx.co.jp