『風、薫る』今井教授(古川雄大)とトメ(原嶋凛)が語る看護のリアル、最終週が示す「道標」の真意とは (4/8ページ)

Japaaan

りんや直美たちがさまざまな医師と接して“看護”を学んできたように、時代の流れとともに医師のほうも看護婦という仕事の大切さを学んできたのではないでしょうか。

だから、今井教授は今、懸命に勉強する看護婦候補生徒たちを温かい目で見守るようになったのかもしれません。

看護婦を目指す生徒たちを見守る今井教授 。(NHK「風、薫る」公式サイトより)

患者のみならず医師も支えている看護婦

「風、薫る」で何度も描かれた、看護に対する人々の偏見や差別意識。

それは、大学病院の医師らの間にもあり、もともといた“看病婦”は、労働条件が悪く下女扱いされていました。

そんな現場にトレインド・ナース見習いの生徒たちが参入してきても、医師たちは“看病婦”と同様の存在くらいにしか思っていなかったようでした。

ドラマも後半になって、派出看護婦の存在が認められるようになり、医師たちにも大きな変化が。

藤田先生(坂口涼太郎)は、直美が病に倒れた柳川文(内田慈)を派遣看護で世話していたとき、往診してくれました。

「医者は治療法のない人にできることはほとんどない……でも、治らない患者にも病院に来られない患者にも日々看護は必要だから。がんばって」と、真摯な態度で直美を励まします。

この、医師として「看護婦という役割がどれだけ重要か」を認めている本心が伝わる言葉には胸が震えました。

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