『風、薫る』今井教授(古川雄大)とトメ(原嶋凛)が語る看護のリアル、最終週が示す「道標」の真意とは (7/8ページ)
ちゃんと怖がって看護しましょう。」と伝えていましたね。
伝染病は怖がって当たり前。だからこそ対策をしっかりする大切さを教えるりん。(NHK「風、薫る」公式「X」より)
「線引きされはみ出した人」にもチャンスを貪欲に学びたい生徒も、命をかけてまで看護はできない生徒も、生活のため働きたい生徒も、みな看護婦を目指してかまわない……と考える直美。
看護婦に必要なのは、自己犠牲の精神や命懸けの覚悟ではなく、自分を守り患者の看護をする知識とスキル。
けれど、学ぶためには、看護婦規則で「学科や実地試験に合格する」か「2年以上の勤務経験を医師に証明してもらう」ことが必要です。
帝都医大病院で“看病婦”の経験があるツヤは、知識や経験があるのに証明書を出してもらえませんでした。
内務省衛生局の役人・柳生藤次(中村倫也)が表現する「線引きされた世界の、線の内側と外側。外側にはみ出す人間もいる」という言葉が、今週、何度か登場しています。
外側にはみ出してしまった女性でもチャンスを掴めるようにしたい……現場にいてミクロで考える直美たちと、「国」というマクロで考えるお役人と「社会の仕組みとの戦い」は続きそうです。