『ザ・レイド GOKUDO』ギャレス・エヴァンス監督&イコ・ウワイスにインタビュー (6/9ページ)
素晴らしいヤクザ映画はたくさんありますが、一番好きなのは深作欣二監督作品を三池崇史監督がリメイクした『新・仁義の墓場』の石松陸夫です。
あんなに暗くて凶悪で、全く好きになれる要素がないようなキャラクターを見事に演じ切る、岸谷五朗の勇敢なパフォーマンスに圧倒されました。
―― 監督は日本のヤクザ映画だけでなく、侍映画もお好きとのことですが、監督が一番好きなチャンバラシーンの登場する映画はなんでしょうか?
ギャレス:フ◯ック! これも悩むな!
失礼。じゃあ、2つ挙げますね。
一つは千葉真一の『戦国自衛隊』です。特別チャンバラではないのですが、軍対侍のバトルという図式がとにかく面白くて好きです。このバトルがまたクレイジーなくらい長いですしね。とても美しくて、素晴らしい映画だと思います。
もう一つは『子連れ狼』ですね。UKでは『子を貸し腕貸しつかまつる』と『三途の川の乳母車』を一本に編集した『Shogun Assassin』というバージョンがあって、その中に登場する、弁天来三兄弟が砂の中に潜む阿波藩士たちを狩っていくシーンが自分にとっては特別です。
兄弟の一人がウルヴァリンみたいな(笑)鉄の爪で砂の中を刺すと、砂に血が広がっていって、引き抜くと潜んでた奴の顔が出てくるんですが、子供の頃に初めて見たにも関わらず、このシーンははっきりと覚えてました。
その後、87年に公開されたパトリック・スウェイジ主演映画『スティール・ドーン 太陽の戦士』を見た時にそっくりなシーンがあって、これ『子連れ狼』の再現だ! って思わず、叫んだくらいです。そのくらい思い入れがあります。