一聴の価値あり。音響が素晴らしい映画10選 (5/10ページ)

Kotaku

タッピングと咳払いでコミュニケーションを図り、警備の足音に耳をすませ、脱出の準備を気付かれないように細心の注意を払って音が出ないようにするといったように、常に「音」に焦点が置かれています。

視聴者は、常にフォンテーヌが聞いている音、出している音に注目し、彼が体験を同じように感じることができるのです。

クライマックスの15分に渡る脱出シーンのガードの足音や、目的のために犯さなくてはならなくなってしまった殺人までの流れは映画史に残るほどの緊張感。

また、映画の後半からフォンテーヌの脱獄準備の助けとして何度か登場した列車の音が、ガードを殺める音を隠し、視聴者に肝心の部分を見せないということでより恐ろしさを強調させています。



『ゼロ・グラビティ』(2013)

NASAの多大なる協力を経て宇宙飛行士のメンタル面にもリアルを追求している


宇宙の無音とシュトラウスの美しくダイナミックな音楽のコントラストで見るものを圧倒させた『2001年宇宙の旅』、恐怖を植え付けることに成功した『エイリアン』...、サイエンスフィクションは宇宙の無音と音の使い方に重きを置いたジャンルと言えます。

2013年に公開された『ゼロ・グラビティ』もしかり。サウンドディレクターのグレン・フリーマントルは、体に触れて体自身が音を伝道させる以外に音を出す方法が無い空間で、触れた時の振動で音を作ることにしました。

映画は無音から始まり、音が聞こえ出す...。この聞こえてくる音のポイントは、サンドラ・ブロックの息遣いや鼓動、会話、ラジオから流れる音楽といった内側から発せられるものということ。

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