安倍首相「恐怖のマスコミ支配術」完全公開 (3/5ページ)
なかでも、テレビ界の巨頭であるNHKの攻略には、菅義偉官房長官、世耕弘成内閣官房副長官らを中心とする"マスコミ対策班"が全精力を注いでいます」(ベテラン政治記者)
その安倍内閣とNHKは、かつて犬猿の仲だった。
発端は01年。NHKが"従軍"慰安婦問題番組を放送しようとしたところ、当時の安倍官房副長官がクレームをつけ、番組改変を巡って丁々発止。
「結果的には、NHKは番組を改変、放送したといいます。内部から、これが介入の結果であるという声も上がるなどし、問題は紛糾、遺恨の発端でした」(前同)
ただ、この"検閲"(安倍首相は否定)で、かえって逆風を受けた安倍首相は、
「第2次安倍政権発足から以降は"搦め手"で(NHK)攻略に乗り出してきたんです」(前出・NHK関係者)
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その第一手が、首相が人事権を持つNHK経営委員の交代だった。
「ここに安倍首相は"お友だち"を強引に送り込み、大きな布石としたんです」(前同)
この12人の経営委員会によってNHK会長人事は決まるのだが、安倍首相はまず、そこを牛耳ったのだ。
そして、第2次安倍政権発足から1年後の13年12月、首相は"お友だち"籾井(もみい)勝人氏をNHK会長にねじ込むことに成功する。
「この籾井会長は、"政府が右ということを左と言うわけにはいかない"と公言。これは、政府の広報機関になるといっているのと同じ。マスコミとしては、白旗を揚げたも同然です」(同)
この籾井会長だが、"政治ネタ検閲疑惑"に関しては、8日の定例会見で「個人名を挙げてネタにするのは品がない」と、逆に爆笑問題に注文をつける始末。
「安倍首相は、まんまと会長の首をすげ替え、NHK乗っ取りに成功。それにしても、新たな会長となった籾井氏は、正義感を持たない人物が警察のトップに立ったようなもの。言語道断の人事です」(同)
こうした搦め手で局内の空気も変わっていったと、このNHK関係者は憤る。
「爆笑問題の太田光も件のラジオ番組で"自粛"で没にされたと言っていました。むしろ、それが問題です」
そう、これこそが安倍流操縦術の成果。