やっと科学が追いついた。科学が解明しつつある10のミステリー (9/10ページ)

Amp.

2. 地球上の種のおよそ90%が大量絶滅した理由

出典: karapaia

 およそ2億5200万年前、ペルム紀の終わりに地球上のおよそ90%の種が絶滅した。史上最悪の絶滅、いわゆる大絶滅があったのだ。その原因は、小惑星の衝突から火山の大噴火までさまざまな説がとなえられていて、古代の謎になっている。だが、このほど犯人は顕微鏡でないと見ることができないほど小さいものであることが判明した。

 それは単細胞の微生物メタノサルキナで、炭素化合物を食べてメタンを排出する。この古細菌は現在でもゴミ捨て場や油井、牛の胃の中にいるが、ペルム紀にバクテリアから遺伝子を導入してアセテートを処理することができるようになったと考えられている。

 その結果、メタノサルキナは海底に堆積しているアセテートを含む有機物を大量に摂取することができるようになった。この細菌の集団が大量のメタンを空気中に吐きだし、海を酸性化したため、地上のほとんどの植物や動物、海の魚や貝類が死んだ。

 ペルム紀末期の大絶滅は、地球上の生物をほぼ根絶やしにするところだった。生き残った有機体のグループは、かろうじて生き延びた。うまく切り抜けられたのはほんのわずかな種だけで、その多くはおそらく偶然の賜物だったのだろう。

「やっと科学が追いついた。科学が解明しつつある10のミステリー」のページです。デイリーニュースオンラインは、ビジネス・IT・科学これはすごいネットなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る