楽しいけれど面倒なSNSとのつき合い方:高橋暁子×米田智彦 対談 (2/10ページ)

タブロイド

そして経験というのは記憶に残る。なぜならすべて一期一会で、コピペや再生不可能だからですね。なので、単にネットに入り込むためではなく、リアルにつながるためのトリガーとしてスマホを使う、という前提をみんな、もう一度把握しといた方がいいんじゃないかなって思いますね。


高橋:本当にそうですね。私がSNSにはまったのは、mixiがリリースされた頃。ちょうどライターとして駆け出しの時期です。マスコミへのツテも無かったけれど「本を出してみたい」と思っていた時に、mixiのオフ会から始まったご縁で著書が出せたのでSNSってすごいなと思いました。

このようなこともできるのがSNSだと思うので、ネットだけの交流で完結するんじゃなくて、実際に人に会って自分の想いを叶えていったり、自分の人生をプラスに変えていってほしいと思いますね。

ネットで掘り起こされる過去と、作られる「事実」

米田:ときどき「Facebookのアカウントを消します」という人が連絡をしてくると、ああ、何かあったんだろうなって思います。ソーシャルメディアに疲れたとか人間関係や恋愛がもつれたのかな? とか。

恋人と別れた後で気持ちを切り替えたくても、ついその相手の行動をネット上で見てしまう。いや、見たくなくても見えてしまう状況さえある。そういう人が何十万人といると思いますよ。

高橋:そういうのはmixiの時代から脈々とある話ですね(笑)

米田:「大学デビュー」ができないという話も聞きますね。たとえば、中高時代にいじめられていた子が大学進学の際に人生を切り替えて新しいことをやろうと思っても、ネット上に過去の自分のアーカイヴがあるから、「お前そんなキャラじゃなかったじゃん?」と突っ込まれてしまう。

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