楽しいけれど面倒なSNSとのつき合い方:高橋暁子×米田智彦 対談 (4/10ページ)

タブロイド

米田:あの事件は標的ができるとみんなそれに乗ってしまって、日常生活では考えられないような酷い事をネット上だと平気でしちゃうということの証左だとも思います。今Twitterとかで次々と食品への異物混入が指摘されているけれど、あのムーブメントも若干似ているところがあると思いますよ。

そういえば、こういうこともありましたよ。僕が前に小籠包を食べに行った時に歯が入っていて、「これ、歯が入っていますよ!」って怒って、新しい小籠包をもらい直したことがあったんですよ。それで帰って見たら自分の歯が抜けていたんですよ。俺の歯だったと(笑)

多分似たような勘違いだって結構あるんじゃないかと思うんです。企業とか公のものを叩くのってコストゼロの鬱憤晴らしだから、ノリに乗ってムーブメントとしてやっちゃっているじゃないですか。でも、食品産業なんて工場だってたくさんあるんだから、何かが入っている可能性はゼロじゃないわけです。

一方で僕の知人が、ある日レンタカーを運転していたら事故ってしまって修理代に十数万円かかってしまいましたと。「つきましては、皆さん1000円ずつ振り込んでいただけないでしょうか」と、ネットに口座名と本名を書いて寄付を募ったんです。それで、コメントを見たら「今振り込みました」とか書いてある、牧歌的な風景もまだまだネットにはあるわけですね(笑)

高橋:本名と口座名を晒したら意外と集まったっていうのありますよね(笑)

米田:「金くれ」って有名なサイトがあるんですけれど、ネットにはそういうことを面白がる文化も脈々とあるんです。でも、その一方でスマイリーキクチ中傷被害事件みたいなのもあるし。ネットって人間の持つ良い面も悪い面も増幅させてしまう所があるから、光も闇もどちらも両極端にあるんですよね。

言葉で殺したり殺されたりする時代

米田:今、LINEのもつれで、毎日毎分どれくらいもめ事や事件が起きているのかなって思いますね。でもそれはLINEが悪いわけではないんですが。

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