楽しいけれど面倒なSNSとのつき合い方:高橋暁子×米田智彦 対談 (5/10ページ)

タブロイド

高橋:最近は事件にちょっとでもLINEが関係すると「LINE殺人」とか言われてしまいますが、昔も今も殺人事件や自殺の原因をたどると、LINEに限らずコミュニケーションの問題がある場合が多いですね。

米田:子どものネットいじめというのは、今どういうところまで行っているんですか?

高橋:コミュニケーションツールのメインが今はLINEなので、LINEいじめはすごく多いですね。LINEのグループからその子だけ外して、その子の悪口を言うとか、その子のトークだけシカトするとか、クラスのグループでその子の恥ずかしい写真を共有しちゃうケースが多いです。

米田:『デジタルデトックスのすすめ』の取材で出会った熊野宏明先生という早稲田大学の先生が「書き言葉がこんなに氾濫しているのは多分人類史上ないことで、それはすごく怖いことだ」と言っていたんです。言葉の持つイメージだけが一人歩きして、ネガティブな過去の「反芻」と将来の「心配」といった負の感情が増幅されると。

今は本当に呪術のように言葉で殺したり殺されたりする時代なのだと思います。口で言うのと書くのって全然違っていて、相手を罵ることを対面でじゃれながら言えても、それを文字として書いて送ったら相手の受けるダメージってすごいじゃないですか。

高橋:攻撃力が一気に増しますね。

米田:そういうことを誰かが子どもに教えないといけないんですよね。

高橋:クラスの中でネットいじめの疑似体験をさせて、「書いたら言うよりもキツいよね」とか「しかも読み返せるよね、嫌だよね」と、その衝撃を味わうことをさせる先生は一部います。

米田:たとえば僕がテレビやトークショーに出たりすると、ドキッとするぐらい酷いことをネットで書かれることがあります。

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