楽しいけれど面倒なSNSとのつき合い方:高橋暁子×米田智彦 対談 (9/10ページ)
後は家族や編集部員からは怒られるかもしれないけど、スマホを置いて一日どこかに行ってみるのがいいなって思う。迷ったら聞けばいいだもん、駅員に。
高橋:持っていないといけないという強迫観念みたいなものを捨てて置いていくと意外と大丈夫ですから。
米田:腕時計と財布があれば大丈夫。思い切って離れると少し精神的にリフレッシュできると思います。都市空間にいると離れるのがむずかしいので、休日とかに休肝日ならず休デジタル日みたいな日を作って、自分を取り戻すみたいなことを子どもも大人もした方がいい。特にメールやネットが仕事で欠かせない人ほど、自分でそういう時間を設けた方がいいんじゃないかと。
高橋:大人がネット中毒になっていると、幼児でも親を見てそれを真似するんですよ。それで気がついたら子どもの方が使いこなして勝手にゲーム課金をしちゃうとか。これは実際に国民生活センターに報告されているんですけれど。あと自分が本を読む姿も見せないでソーシャルゲームをやっている親のもとでは子どもも本を読まないんですよ。
なので、自分の姿が子どもや若い人の目にさらされていることを自覚して、それがどんな影響を与えるのかを考えてほしいですね。あと、ネットを切っても人間関係は切れないので大丈夫です。
米田:「ソーシャルメディアは楽しい、そして面倒くさい」これに尽きると思います。スマホってすべてのエンターテイメントが入っているから、だからこそ意識的に距離感をとらないと吸い込まれてしまいますね。デジタルデトックスをして分かったことは、「デジタルデトックスができるということが分かった」ということです(笑)。その自信があれば、いつでも戻ってこれるじゃないですか。