今再び、スポーツカー・オープンカーに注目が集まっている。ミニバンやコンパクトカー、背高軽自動車が席巻した日本の自動車社会に今、何が起きているのだろうか?
■ 画一化した乗用車
日本車はふと見渡せば、5ドアの乗用車ばかりとなっている。軽自動車からコンパクトカー、ミニバンに至るまで、ほとんどの乗用車が後部ドアとリアハッチバックを持つ5ドアのフロントエンジン、フロントドライブ(FF)だ。大きさやデザイン、定員は多少異なれど、まさに大同小異。いくら便利、コスパ最強といえど、40代・50代にとって、憧れはいつの時代もスポーツカー。子供が成長して自由な時間が得られるようになった今、セカンドカーとして維持費が安い軽自動車のスポーツカーに熱いまなざしが注がれるのも当然の成り行きだ。
■ ビート以来!ホンダの軽ミッドシップオープン S660
1991年に登場したビートは名車の呼び声が高い。当時オールアルミボディを世界に先駆けて実現したNSXを開発したホンダが、精魂こめて作った軽自動車がビートだからだ。ノンターボながら3連スロットルボディを装着するなど高回転化技術をつぎこみ、軽自動車の自主規制上限となる64馬力を達成。アクセルペダルに呼応して敏感に反応する後輪は人々のハートを震わせた。
その実質的な後継となるのが4月にデビューしたS660である。ホンダのSシリーズの系譜は古く、S500/600/800まで遡り、これも後輪駆動で高回転・高出力エンジンを搭載したオープン・クーペモデルだ。
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