十分な準備が必要! 弁護士に聞いた、 「離婚したいのに離婚できない」ケース (5/6ページ)

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そのため、将来裁判を起こすまでの間、別居を続けて、別居期間を稼ぎ、時期が来たときに裁判を起こすという「籍を入れたまま別居を継続」という選択をされる方もいらっしゃいます。やはり、日本では「裁判(判決)離婚」のハードルが高いために、簡単には離婚できないということを肝に銘じていただく必要はあります。

■離婚には十分な準備と計算が必要! 人生の再スタートのために!

——離婚を希望する人にアドバイスがあればぜひお願いいたします。

篠田弁護士 「離婚」という問題に直面した場合には、「とにかく早く別れたい」という気持ちから、離婚届を焦って出してしまう方も多くいらっしゃいます。ただし、「焦って離婚」は禁物です。

まれではありますが、「離婚を固く決意したにもかかわらず円満復縁に至った」ケースもありますし、そもそも「離婚すべきか否か」はもちろん、「自身の努力や相手の改善によって離婚を回避できないか」の検討も必要です。

——やはり離婚は大ごとですものね。

篠田弁護士 離婚するとなれば、当事者である妻や夫はもちろんですが、子供や親族等にも大きな影響を与えることが考えられます。引っ越しに伴う「転校」や氏の変更なども、お子さんにとっては、人生の大きな転換期となり得るわけです。

また、いざ離婚した後に、「生活できない」となってしまっては元も子もありませんので、離婚後の生活設計をしっかり立てることも必要です。引っ越す場合は引っ越し代や、引っ越し先をどうするかの問題、さらには、離婚時にどれだけ給付を受けることができるか(慰謝料や財産分与等)もしっかり吟味することが必要です。

——緻密な検討が必要ということですね。

篠田弁護士 焦って離婚してしまっては、非常に不利な条件で離婚せざるを得なかったり、取り決めるべき事項を取り決めなかったがために、後にトラブルが再燃してしまったり、ということもあり得ます。離婚に関しては専門的な法的知識があればあるほど強いので、ぜひその場合は専門家である弁護士に相談することをお勧めします。
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