映画『女の子よ死体と踊れ』朝倉加葉子監督にインタビュー (3/10ページ)

Kotaku

自分のことで忙しい時って、相手がいてもいなくても実際には付き合えていないし、付き合えない。これには個人差があって、中学生で成立する人もいるし、大人になっても出来ない人も恐らくいます。その「人と付き合える段階」の前の人たちの映画を作ろうと思ったので、そこを見てほしいですかね。

私はやっぱり同性なので、ゆるめるモ! のみんなを性の対象で見ることはありません。だから、自分の問題に片がつく、つかない時期というのに興味がいきました。そこが少女、女の子が揺れる一番最後の時期だという気がしていて、そこから先は、大人の揺れ方になるんじゃないかなと思うんです。



あのはブラックメタルの儀式で蘇る


――死者を蘇らせる場面で他にも方法はある中、なぜブラックメタルの儀式を採用したのでしょうか?

朝倉:普通そうですよね、やっぱり他にもありますよね(笑)。

私は全然メタルには詳しくないんですけど、北欧のブラックメタルの人たちは本気の悪魔崇拝やペイガニズムの思想を持っているじゃないですか。不謹慎な話ですけど、その本気度がちょっとかっこいい......と言うと語弊があるのかもしれませんけど、すごいなと思っていて。

私たちが今ここにいる日本から、北欧にあるブラックメタルまでの遠さ、あそこにいるんだったら悪魔を信じていてもおかしくないと納得してしまう遠さが非常に気持ちがいいと感じました。

きっと現在のアメリカにも本気の悪魔教の人は俄然いると思うんですけど、アメリカへの距離は今となってはファンタジーではなくなっていて、それに比べると北欧のブラックメタルは私にとって全然ファンタジーになり得るなあと。

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