東京五輪の余波? あの歌舞伎町ストリップ劇場が閉館危機に (1/4ページ)

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東京五輪の余波? あの歌舞伎町ストリップ劇場が閉館危機に
東京五輪の余波? あの歌舞伎町ストリップ劇場が閉館危機に

 新宿歌舞伎町のストリップ劇場『TSミュージック』 が閉館の危機に陥っている。 TSミュージックは新宿区役所のすぐ裏手にある、1977年から営業を続けている老舗のストリップ劇場なのだが、現在の家主に代わってからイザコザが増えたようで、過去の家賃滞納を持ち出されて契約の更新をして貰えなくなったという。

●家賃滞納を発端に「泥沼の訴訟」へ

 この家賃滞納については、双方の言い分が言った言わないになっており、TSミュージック側は 「保証金を40ヶ月分入れてあるので、ひとまずそこから引いて欲しいと伝えた」 と主張。また滞納した家賃はあと3ヶ月分まで払い終えていたようだ。しかし家主側は 「そんな話は聞いていない」 と突っぱね、泥沼の訴訟劇になってしまっている。

 さて、この問題はストリップに興味のない方にとってはどうでもいい話だろうが、そういう方はまずこの過去記事をお読みいただきたい。

 上の記事の内容をご理解いただけたものとして話を進めるが、これが現在の日本の現実だ。 シングルマザーなど貧困にあえぐ女性にとって、この国には裸商売やアンダーグラウンドにしかセーフティネットがないも同然の、とても近代国家とは言えない弱者切り捨ての状況にある。

 ところが、現政府は言葉を選ぼうともせず 「我々にとって望ましい生き方ができない人間の事など知らない」 としか受け取れない暴言を発しており、早急な改善は望むべくもない。 それどころか近々に増税も控えており、今はまだ "普通の暮らし" が営めている人間でも、いつ何時貧困弱者の立場へ落ちるか解らず、今後も格差は広がり続ける一方だろう。

 これらを踏まえた上でTSミュージック閉館危機について考えてみるが、今や日本全国にストリップ劇場は23軒しかない。 全盛期は全国に200軒以上あったものが、現在はたった23軒なのだ。

 ここまでストリップ劇場が減った理由は、客層の高齢化や、客数の減少などもあるが、何よりネックになっているのは 「どうやったって "わいせつに関する法律" に引っ掛かる」 というリスクの面であろう。

 また、TSミュージックの場合は立地も悪かった。 新宿歌舞伎町といえば、石原都政の時代に起きた浄化作戦の最前線である。

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