いっそすがすがしい史上最低のゾンビ映画10選 (8/11ページ)
さらには、同じく島に来ていた別のグループが偶然見つけた本に書かれていた呪文でゾンビを大量に復活させてしまい――。
すべてのゾンビがジョージ・A・ロメロ監督の考えたルールに従わないといけない、というわけではありません。しかし、本作のゾンビは普通に言葉を交わしたり、攻撃に銃を使ってきたりするという驚きの設定。
カメラはブレ気味、メイクはやっつけ、音楽や映像の素材は他の映画の使い回し、演技も舞台も音声も3流以下と、全体的に非常に退屈で、90分の上映時間が苦痛です。
極め付きが急展開すぎるクライマックス。もちろん壮大ではなく、マカロニゾンビ的な正統派どうしようもないラストです。
■『レイダース 失われたゾンビ』(1986年)
タイトルの時点でつっこみどころしかない作品。レンタルDVDのコーナーで見つけたら、パッケージを眺めてひとしきり笑った後、アホらしくて棚に戻すでしょう。しかし、本作はぜひ鑑賞してほしい秀逸な作品。脱力系笑いを約束してくれるダウナー系ゾンビ映画です。
本作が他と一線を画すのはその主題歌。「ゾンビ映画を見るぞー」と意気込んで見ると、拍子抜けするほど間抜けな曲が流れます。サビの歌詞は「見ちゃいけないものをみちゃった、ゾンビが追っかけてくる~」というもの。以下の動画でご覧ください。