プーチンマニアの為のプーチン大統領にまつわる10の仰天エピソード (2/10ページ)
政治評論家のデミトリ・アブラモフは、政治の舞台で自分がロシア皇帝の立場にあることを顕示したい欲求の表れだと説明する。完全に支配しているというイメージを演出する狙いがあるわけだ。
■ 9. 世界有数の富豪
ロシア最大の権力者なのだから、一般人よりはるかに豊かな生活を送っていても不思議はない。それでも、その個人資産が20兆円(100円/ドルで換算)もあると聞けば誰もが仰天するだろう。
この情報は、プーチン大統領に批判的なロシアの元ファンドマネージャー、ビル・ブラーダーが出処である。ブラーダーが主張するところでは、プーチン大統領は世界一の富豪となることを目論み、自らの金融帝国を作り上げたのだそうだ。
これが事実であれば、プーチン大統領はビル・ゲイツの2倍の財産を有していることになる。だが、プーチン大統領の2013年度の所得はわずか1,080万円(3ルーブル/円で換算)だと報じられた。支持者は大統領の暮らしぶりは非常に質素倹約であると主張するが、2007年に4兆円だった資産が、2012年には7兆円に増加している。一体、富の源泉はどこにあるのだろうか?
2007年、ロシアの政治評論家スタニスラフ・ベルコフスキーは、プーチン大統領は石油会社スルグトネフチェガスの37%および天然ガス会社ガスプロムの4.5%を保有していると主張した。
だが噂に上る巨額資産とプーチン大統領を結びつけるものは何もない。そこでこう考えてはどうだろうか。ロシアの指導者として、プーチン大統領は必要と思えるものは何でも利用できる。たとえそれが個人的な目的であったとしてもだ。汚職を匂わせる暴露であったが、ロシア人の大半からの反応は無関心だった。