​物々交換でヨーロッパを冒険! 『Red Bull Can You Make It?』に出場する山形大生に話を聞いてみた (4/7ページ)

学生の窓口


しかし、シンガポールに給油のため寄港する日があり、そこではWi-Fiが使えると思ったので、自分がやれることはその日を狙って投票を呼び掛けることだと考えていました。11カ国の海外青年120人、日本青年120人の前で、このイベントのプレゼンと自分たちへの投票のお願いをステージでやりました。そこではたくさんの人が応援してくれ、SNS等で拡散などもしてくれました。

――難しいことも多かったと思いますが、振り返ってみて、特にどんなことが困難でしたか?

會田さん やはり、票を集めることに苦労しました。首都圏と地方では大学の規模だけじゃなくて、その地域の人口の分母が違うため、街頭で宣伝をしたときにこの差を痛感しました。しかし、それを理由に負けるわけにはいかないという思いで地道に個人個人にメッセージを送りすごく苦労しました。

高橋さん このイベントの説明をして、投票してもらうまでの流れを海外の青年に教えることがとても苦労しました。数をこなすとある程度の慣れは出てきますが、やはりネットが使えない環境で多くの人に周知させるのは難しかった点です。

柴田さん われわれのチームは、このイベントにおいて数少ない地方大学のチームでしたので、首都圏の大学生に比べると非常に知り合いの数が少ない状況でした。しかし、東北の方々に支えられて日本代表になることができたと思います。それによって、都会では味わえない「地方」の強さを身に染みて感じました。

――反対に、日本代表になるまでの取り組みの中で、どんな点が面白いと感じ、またどんなことを学びましたか?

會田さん 周りには、いつでも自分のことのようにサポートしてくれる仲間がいることに気付けました。友人や先輩、後輩などたくさんの方たちに応援していただいて、周りの人たちの優しさが身に染みました。そして、動画の作成から結果の発表までの間に、メンバーの仲がより深まった気がします。意見の食い違いで言い争いになったこともありましたが、それもよりメンバーとの仲を深めたと思います。また、協力してくれた周りの人たちともよりいっそう、絆が深まった気がします。
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