科学の名のもとに。自らの体を実験台に使用した驚異的9人の科学者たち (4/9ページ)

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6. 20万回以上トコジラミに噛まれる レジーネ・グリース(カナダ)

出典: karapaia

 世界中の大都市でトコジラミが問題化している。しかし、少々変わり者の女性科学者のおかげで、この害虫との数世紀にもわたる戦いに終止符が打たれるかもしれない。カナダ、サイモンフレーザー大学のレジーネ・グリース氏が、フェロモンを利用してトコジラミをおびき寄せるトラップを開発したからだ。だが、その開発には大きな犠牲が払われた。彼女は毎週土曜日、袖をまくり、数千匹ものトコジラミに腕を噛ませなければならなかったのだ。

 当初、グリース氏らは付近の養鶏場からニワトリの血液をもらい、これをトコジラミに与えていた。しかし、ニワトリには薬品が投与されており、トコジラミは次々と命を落としていったという。そこでモルモットを試してみたが、そのモフモフの毛皮にトコジラミはうまくへばりつくことができなかった。そのため、餌を与えるたびにモルモットを落ち着かせ、毛を刈らなければならなかった。最後はグリース氏も諦め、自らの体を提供することにしたというわけだ。

 グリース氏によれば、トコジラミに噛まれる感覚は蚊に刺された時のそれに似ているそうだ。この実験で彼女は少なくとも20万回はトコジラミに噛まれている。なお、別の実験でも彼女は蚊に自らの血液を捧げたという。

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