科学の名のもとに。自らの体を実験台に使用した驚異的9人の科学者たち (1/9ページ)

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科学の名のもとに。自らの体を実験台に使用した驚異的9人の科学者たち

 科学には常にリスクがつきまとう。研究に没頭するあまり家族や友人から見捨てられるリスクもあれば、危険な化学物質や病原菌によって命を落とすリスクもある。期待される成果に見合ったリスクもあるだろう。だが、中には「おいおい正気の沙汰かよ!」と突っ込みをいれたくなるくらいの無茶をした科学者も存在する。  ここではそんな偉大でちょっとクレージーな9人の科学者たちを見ていこう。 記事提供:カラパイア

9. 自らを鉤虫に感染させ体内の様子を観察 ジェームズ・ローガン(イギリス)

出典: karapaia

 2012年、イギリス、ロンドン・スクール・オブ・ハイジーン・アンド・トロピカル・メディシンの病理学者ジェームズ・ローガン博士は、人々が思わず気色悪さで呻くような実験を行った。鉤虫に自ら感染し、胃カメラを飲み込むとその様子を観察したのだ。鉤虫は糞の中に潜んでおり、汚染された土壌から人間や動物に感染する。しかし、ローガン博士は科学のために、あえて自らの皮膚に注射したのである。

 どうやらこの行為は彼の気まぐれなどではなく、食品アレルギーと鉤虫との関係を理解し、ついでに鉤虫が皮膚から体内に到達するその様子を明らかにするために行われたようだ。それまでの研究からは、鉤虫が食品アレルギーを軽減させることが判明しており、奇しくも博士自身、小麦アレルギーだった。

 鉤虫が成長すると、やがてローガン博士の腸を傷つけ、炎症が起こり始めた。

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