【あなたはどう受け止めた?】象徴としてのお務めについて“天皇陛下のおことば”全文 (1/5ページ)

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平成28年8月8日、以前から“生前退位”の意を示されていた天皇陛下が、象徴としての公務についてのお気持ちを発表されました。

2年後には即位から30年をお迎えになる天皇陛下が、戦後70年という大きな節目を過ぎて、歴史の重さを感じさせるおことばで、「現行の皇室制度に具体的に触れない」と語りつつも“生前退位”への強い思いを語られました。

象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことばの全文を見てみましょう。

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天皇陛下のおことば「象徴としてのお務めについて」


戦後70年という大きな節目を過ぎ,2年後には,平成30年を迎えます。
私も80を越え,体力の面などから様々な制約を覚えることもあり,ここ数年,天皇としての自らの歩みを振り返るとともに,この先の自分の在り方や務めにつき,思いを致すようになりました。
本日は,社会の高齢化が進む中,天皇もまた高齢となった場合,どのような在り方が望ましいか,天皇という立場上,現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら,私が個人として,これまでに考えて来たことを話したいと思います。

即位以来,私は国事行為を行うと共に,日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を,日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として,これを守り続ける責任に深く思いを致し,更に日々新たになる日本と世界の中にあって,日本の皇室が,いかに伝統を現代に生かし,いきいきとして社会に内在し,人々の期待に応えていくかを考えつつ,今日に至っています。

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