83歳筆者の〈極私的鑑賞ノート〉(3)...私のNo.1映画は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 (3/9ページ)
筆者にとって、広く芸能関係の諸々を鑑賞するに際して、大きく影響を及ぼしたのは、他の鑑賞サークル入会の経験もあるのだが、実は、この「都民劇場」である。
そのことは、またの機会に触れるにしても、日本全国の方々に理解して頂けるように、「都民劇場」なるものを、そのHPの資料から紹介して置きたい。
『沿革~都民劇場の歩み~都民劇場は、優れた演劇・歌舞伎・音楽を手頃な会費で定期的にご覧いただく会員制の鑑賞組織で、昭和21年(1946)創立の日本で一番古い歴史と伝統を持つ鑑賞団体です。昭和21年、戦後の荒廃の中で希望を失っていた人々に、演劇や音楽を通して、夢と潤いを提供しようという目的のもとに、学識経験者と当時の東京都教育局関係者らの発案で誕生しました。
創立当初は、歌舞伎、新劇、オペラ、映画をトータルに鑑賞し、ときには制作していましたが、時代が落ち着き、鑑賞する方々の趣味の多様化に応える形で、演劇、歌舞伎、音楽、新劇、映画と、順次5つの専門サークルに分かれ、現在は演劇・歌舞伎・音楽・新劇の4つのサークルとなっております。』
筆者は、現在は無くなってしまったという、その前の時期の5つの専門サークル内の「映画サークル」会員として参加していて、都民劇場映画サークルが選定した作品として、この『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』を観たことになる。また、筆者の都民劇場の参加自体は、この映画サークルに限らず、「歌舞伎、新劇、オペラ、映画をトータルに鑑賞していた」時期まで遡るのだが、これは本題では無いので、別の機会があれば、そこで詳しく述べることにする。
さて、また脱線を本来の軌道に乗せよう。先ず、この映画のあらすじ紹介に移ろう。
『映画の冒頭は、残虐な殺しと、拷問のシーンで始まる。警察とグルになったギャング(?)が血眼になって探しているのは、主人公のユダヤ系ギャング、通称ヌードルス(ロバート・デ・ニーロ、少年時代:スコット・タイラー)だ(時は、多分1933年...筆者が生まれた年に当たる)。
追っ手からどうにか、何処へか?と逃げ延びた、その出発点となる、同じ駅に実に35年経って(背景にビートルズの「Yesterday」が流れている。)、年老いたヌードルスが戻って来た。