83歳筆者の「手作り葬儀」始末記...105歳の母を送って (3/8ページ)

Jタウンネット

さすがに、業者は手慣れたもので、30分後以降なら病院まで、専用の寝台車で遺体引き取りに向かうことが出来る、とのことであった。

その際、死亡診断書は運転中、自分が預かること、搬送先は何処か?その距離なら費用は、どのくらいかなど、要領よく纏め、筆者には自分の車で寝台車を追尾するように、と告げた。

母は意識がある内は、自宅に帰りたがっていた。息子として筆者は何とか、その願いを叶えたい、と考えて来たが、実際問題としては105歳の母を83歳の息子と略80歳の家人とで自宅介護することは不可能というものである。

そこで、亡くなった後でも自宅に連れ帰ろうか?と、ちょっと迷ったが、それは実際上、不適切であることに直ぐに思い至った。

何故なら、もう母を自由に自家用車に乗せることすら出来なくなった、という事実だ。仮に、家で通夜を営むとすれば、その後の処理のために、(自宅から火葬場や中継地点の葬祭業者の所へ)行ったり来たり、その都度、寝台車や霊柩車の助けを求めねばならない。

そこで、葬祭業者の薦めに従い、遺体を安置し、その部屋に少人数の家族なら寝泊まりも出来る安置施設なるものを利用することにした。

その際、業者から葬儀をどのような形で、どんな規模で行うか?について、プランと費用が示された。

それによると、最高級のプレミアムプランにも最高金額の145万円と115万円の2種類があり、また、最高金額95万円からのスタンダードプランにも3段階があり、最低金額は65万円となっている。

この他に、更にシンプルプランというものが準備されており、最高金額45万円から25万円を経て最も安価なのは、「シンプルプラン18」と称する18万円のプランであった。

種々の理由から、先ず当地で行う葬儀は、同居の家族だけで、最もシンプルに、そして出来るだけ費用を掛けないようにする、という方針を筆者は当初から立てていた。

そこで、躊躇無く、このプランを申し込むことにした。

ところで、この「シンプルプラン18」には、注釈として「通夜・告別式を行わない最もシンプルなプランです。」とあった。

しかし、誤解しないで頂きたい。

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