「淑女の黒歴史手帖」 第三回 生湯葉シホの黒歴史 (7/8ページ)
医者で大学に勤めてると言いながら、御茶ノ水でデートしても22時とかに「終電が……」って言って帰るんです。怪しいな、とは思ってたんですけど、実は茨城県に住んでて、毎日つくばエクスプレスで来ていたんですよね。
—……なんか、いい人そうですね……。
これまでトシ君って呼んでたけど、本当はトシ君じゃなくて、マサノリ君だったんです。突然、名前まで変わって、なんて呼んだらいいかもわからないじゃないですか。歌舞伎町でマジギレしちゃって、「これからマサ君って呼ぶけどさあ!!」って。
—(笑)。え、じゃあ、マサ君としてその後も続いたと?
1年くらい付き合いました。
—めちゃくちゃ心広い。
●六頁、原稿は暴言を吐きながら

—話をしていて生湯葉さんの愛の強さをひしひしと感じているのですが、逆に嫌いなものとか、許せないものもあるのでしょうか。
めちゃくちゃあるし、大体のものは嫌いなんですよ。高校生の時は、女子高生も男子高生もディズニーランドも嫌いでした。自分の手に届かないから。今でも全然変わっていなくて、会社のチャットに自分だけの部屋を作って、「死ね」「殺すぞ」って書いてたりしますし。
—(笑)。
ふだん、原稿もそういうことを言いながら書くんです。原稿内にも書いていて、最後に入念にチェックして消します。
—変更履歴が残っていたら、「生湯葉シホ 削除:死ね」「生湯葉シホ 削除:殺すぞ」みたいなのが無数にあると。
そうそう。
—なるほど、ちなみにそれは何に対しての「死ね」「殺すぞ」なんですかね。
この場合は、100%自分です。書きたいことがあるのに書けない自分がもどかしい。