嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4 (10/12ページ)
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「好きなことを仕事に」って言っていますけど、好きなことに近づいていったりとか、好きなことが変節しながら仕事になっていく人って、僕の業種の場合はですが、正直最初のほうは、お金はないんですよね。
他人のことなんて全然気にしなくていい。
ーー好きなことに近づきたいという気持ちはあるけれど、どこか周りと同じ行動をしないと変わっていると思われる空気があると思うのですが、このような空気についてどう思いますか?
うーん、空気はまったく気づかなかったけど、こういう仕事をしていると周囲からは「大丈夫なの?」ってよく聞かれたことは覚えてますね。
振り返れば、周りは就職しだして、社会人になって飲み会とかすると、みんな毎日まじめに会社に行っているサラリーマンだから、僕がユニオンやレーベルで自由にやっているのを見ていると最初は「いいよなあ渉は」って羨ましがるんですよ。
でも30歳くらいになってきたら、「音楽だけで大丈夫なの?」って言ってきて。「余計なお世話だよバカ野郎!」って話なんですけど(笑)、それはみんなが安定してきているからなんですよね。マンションとかみんな買っていたし(笑)。
大学生のみんなも、周囲と違う進路を選んだりすると、最初は変な目で見られますけど、ちょっとしたら羨ましがられて、そしてだんだん羨ましがられなくなって、そのうち何とも思われなくなるんですよ。これは断言できます(笑)。
何が言いたいかっていうと、他人のことなんて全然気にしなくていいってことで。