嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4 (6/12ページ)

学生の窓口



今から19年前ですけど、当時はフリーターが全盛というか、フリーターでも大丈夫だよっていう空気が漂っている中だったけれど、大学は就職を推し進めていた。だから、大学卒業するのが当たり、その後しっかり働きながら社会のルーティンに入っていくのって当然だよねっていうひとが多くて、「あれ?」って不安にもなりつつ思っていました

ただ僕は、19歳くらいから自分で音楽をやっていました。バンドもやってたし、起業っていうまではいかないですけど、レーベルもやってました。学生ローンで借金して(笑)。そういう状況だったこともあって、だんだん「就職しないでなんとかならないかな」って考えが出てくるんですよ。

嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4(左が角張さん。当時22歳。右は当時、角張さんがお世話になった超山田さん)

たとえば、スーツ着て満員電車に乗りたくないとか、朝早く起きたくないなとか。最初はただそういう理由なんですよ。ほんとは、スーツを着て満員電車に乗る……以外の働き方なんてたくさんあるのに、そういうことを調べも考えもせずに、自分の先入観だけで、就職とかサラリーマンに対して勝手に嫌なものにしているとかいうか、どっかで「害悪性」みたいなものを自分の中で勝手に作り上げてしまっていたんです。ひどいですよね(笑)。

「俺は違うんだ!」みたいな若気の至りというか、根拠のない自信があって、それはそれはふわっとしてましたよ……寒いですね(笑)。

でも、ふわっとしているなりには、なにかをやらないといけないっていうのがありました。レーベルで食う、音楽で食べていくっていうよりは、ふわっと音楽に関わっていきたいっていう想いがあったんですよ。

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