嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4 (4/12ページ)
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ーー「好きなことで生きていきたい」と覚悟を決める引き換えに、わざと自分から逃げ道をなくさなくてもいいってことでしょうか?
そうですね、人によっては逃げ道をなくしていくほうが向いているっていう人もいるだろうけど、やっぱ退路を断たないほうがいいし。でも、どこかしらで納得するところを自分で作らなきゃいけないと思います。
だから意外と、好きなものを決めつけるじゃなくて、好きか嫌いか変わりそうなものと「嫌いなもの」をちゃんとわかっておくといいのかなって思っていて。
「絶対わたしはこれなんですよ!」っていう人は、もしそうじゃなくなったときにどうするの? ってなっちゃうじゃないですか。僕は、大学時代に将来のことをまったく考えたことなかったですし、一日一日が長かったですからねほんとに。甲子園とか1試合目から4試合目まで全部観て、夜に『熱闘甲子園』を観て……って感じの生活でしたし(笑)。
ーー好きな音楽とゆるく向き合いつつ生きてきたとおっしゃる角張さんですが「音楽レーベルの社長として生きていこう」と、いまの人生を決意したきっかけはありましたか?
やっぱりYOUR SONG IS GOODのメンバーとの出会いですかね。出会った当時は僕が20歳そこらで、やっぱりみんな年上だったし。この仕事で食べていく、みたいな強い意志があったってわけじゃなかったんですけれど。一生音楽やろうよっていう気持ちよりは、音楽をなにかの形にしていくってことが右も左もわからない中で、目の前にある仕事とか案件をたくさんこなしながら、次の音源こうしようよ、ああしようよみたいなものを話していくうちに、いい流れができてきた。
