「英語になった日本語 Kodokushi」ーー海外が報じる日本の孤独死 (1/4ページ)
孤独死は”Kodokushi”というローマ字表記で英語版ウィキペディアでも紹介される世界に知られた日本語となった。海外メディアは”Kodokushi"を日本の急速な高齢化や長い経済の停滞の問題と絡めて報道することが多い。アパートの一室で死後しばらくたってから遺体が発見された現場の凄惨な様子や、その清掃を請け負う業者の仕事ぶりも報道されている。それら報道の中から、アラブ系メディアのアルジャジーラが孤独死などがあった部屋の清掃の仕事をしている若い日本人女性を姿をリポートした記事の一部を要約して紹介しよう。
■アルジャジーラが報道する日本の孤独死の現場で働く女性
「日本で”孤独死”後の清掃を行う女性」
私たちがToDo-companyで働くミユに会った時、彼女は24歳だった。彼女の会社は自分たちを遺品処理業者と称しているが、亡くなった人の家の清掃も行うことが多い。彼らはしばしば日本語で言うところの”Kodokushi”の現場に立ち会う。急速な高齢化により多くの高齢者が社会との繋がりもなく一人で暮らしており、孤独死は日本各地で増加している現象だ。
ミユは従業員10名の会社で最も若いたった一人の女性だ。陽気でニコニコとしている女性だが、この仕事に就いたきっかけは関係の悪かった父親が突然亡くなったったことだった。ミユは亡くなった人の家族の経験がどういうものか知っているから、遺族を支えたいし、助けたいと思ったのだという。
ミユが遺品整理や人が亡くなった部屋の片付けの仕事に絞って職を探し始めた時、ほとんどの会社が単に作業内容を列挙した求人票を出していた。しかしToDo-campanyだけが「亡くなった人の家族に適切な言葉をかける」ことを仕事内容として強調しており、それをミユは気に入り入社した。
■遺品を受け取ろうとしない遺族が増加
過去2年間に彼女は90室もの部屋を清掃した。くっきりと遺体の茶色い型が残った腐りかけの布マット、猫の骸骨、シンクにゴミが溢れた汚れたキッチン。「清掃をしている間、私は誰がここに住んでいたのか、どんな人生だったのか、どんな仕事をしていたのか、家族は亡くなった人をどう思っていたのかと考えます。