女性の遺品整理人が精巧なミニチュアで孤独死した後の部屋を再現した、自らの経験をもとにえがいた著書『時が止まった部屋』を発売。SNSでいま話題の書籍! (7/11ページ)

バリュープレス




会社に出勤しないから無断欠勤扱いされて1日は様子見で、2日目も不思議に思いながら様子見、3日目になって初めて動き出し、部屋に行ってみると腐敗して死臭を放った遺体が横たわっているという現実。


携帯電話が普及しすぎて、文字だけで感情が判断されてしまう世の中に実際の声のトーンや表情の温度を感じることの人への関心が希薄化してきている現代が引き起こす時代なんだと感じます。


いつ、誰が、どこで、孤独死するかわからない時代だからこそ「ひとごとと感じないでほしい」と思っています。


■「グロい、呪われる」賛否は多数あると思う

孤独死した部屋をミニチュアで再現することはプライバシーにも考慮して単体の現場だけではなく様々な光景にあった特徴をピックアップして作り上げています。


あまりにも、精巧に作り上げられていて「グロい」「呪われるんじゃないか」など紹介されたときにはコメントをいただくこともありますが、グロいという現実が世の中で起きていることは事実なのです。そして、日本を築き上げてきた先人にグロいという言葉はいかがなものか、怨念があって孤独死したわけではないのに片付けて清掃して呪われる人はいるのか、疑問に感じてしまうことも。


人がこの世に生を受けて、死へ向かって人生を送り今ある暮らしができるのは先人たちのおかげというのを忘れてはならないのだと思います。


孤独死した人というのは職業も様々ですが、社会に貢献していた人も多数ひとり最後を迎えてしまっています。


「病院で看取られながら逝く」というのが今までだったかもしれませんが、病院のベッドの空きがなく自宅療養をしているうちに自宅で亡くなるケースがあることを伝えたい。


そして、「身内に迷惑かけたくない」という思いは孤独死した人も思っていて、あすも生きるぞという記しなども部屋の中のメモなどに走り書きしてあることもあります。


かかりつけ医だけが死亡診断書を作成できる社会ではなく、在宅医療の主治医も孤独死を発見したときに作成できる社会にしていくことがこれからは必要なのだと感じます。
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