大便移植に続き女性の膣液移植の研究が進行中。細菌性膣炎の治療に効果あり?(米研究) (1/4ページ)
image credit:Pixabay
以前、カラパイアでは、大便をフリーズドライした肥満治療薬についての話題を伝えたことがあった。
便微生物移植(べんびせいぶついしょく / FMT)と呼ばれる移植術で、ダイエットに絶大なる効果があるため実用化に向けて治験が開始されたという内容だった。
これが思いのほか上手くいって味をしめたのかどうかはわからないが、研究者たちは今度はなんと女性の膣壁から分泌される液体・膣液を移植してみようと考えたようだ。
米ジョンズ・ホプキンス大学のグループが『frontiers in Cellular and Infection Microbiology』(8月28日付)に掲載した論文によると、膣液移植は「女性の生殖器官の治療に革命を起こす」のだという。
・健康な大便を移植することで腸内の細菌コミュニティを復活
膣微生物叢移植は、便微生物移植とまったく同じ発想である。細菌がたっぷり含まれた体の物質を利用して、患者の体の中に適切な細菌コミュニティを復活させようというのだ。
健康な人間の腸内では食べ物の消化ばかりかホルモンの分泌や免疫反応、病原菌との戦いまで、無数の腸内細菌がありとあらゆる機能にかかわっている。