失踪ミステリー。忽然と姿を消した人が最後に残した意味深な言葉 (6/6ページ)
・5. "チャンスがあるうちに話しておきたい"

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2018年夏、マシュー・ウィーバーは、両親の住むカリフォルニア州シミバレーの実家から、ロスのグラナダヒルズのアパートに引っ越した。
送電線の作業員として働く21歳のマシューの生活は順調で、世界中を旅する計画をたてていたが、その夢はこの失踪とは関係ないようだ。
同年8月9日、マシューは父親に知人の女性と出かけると言って、午後9時半頃にその女性を迎えに行き、翌10日の明け方、彼女を家に送り届けた。この間、ふたりは個人的な話をしたという。
その後、マシューはサンタ・モニカ山脈のトパンガへ向かい、美しい日の出の写真をスナップチャットに投稿して、ハイキングコースに入ったと思われた。
数時間後、そのマシューの女友だちは、奇妙なメールを受け取った。「おかしなことが起こっている。チャンスがあるうちに話しておきたい」 しかし、それ以降、マシューからの連絡はなかった。
スナップチャットや通話履歴から、マシューが最後にいた場所は、ロサス・アウトルックの近くだった。8月11日午前1時半、付近を通りかかったハイカーたちが助けを求める叫び声を聞いて、911(緊急通報)に連絡した。
同じ頃、カリフォルニア・ハイウェイパトロールの警官も、「彼は銃を持っている!」という誰かの叫び声を聞いている。
マシューの車がハイキングコースの近くで見つかったが、車のキーが発見されたのは2019年の1月。車があった場所から7メートル半ほどのところで、ハイカーたちによって発見された。
同月、高解像度ドローンで付近を撮影した写真によって、マシューのものと思われる野球帽と引き裂かれたTシャツが見つかった。こうした手がかりがいくつかあったにもかかわらず、マシューはいまだに戻ってこない。
written by konohazuku / edited by parumo