恐竜は実はもふもふだった?! ミステリー小説にも似た恐竜研究のロマン (4/8ページ)
ですから大学2年生のときに小林先生が北海道大学に赴任してこられたのは、本当にラッキーなことでした。
――研究者にとって巡り合わせというのは大事なものなのですね。
田中先生 研究者なら誰でもそういう「つき」を経験したことがあると思います。私の場合、うまいことここまで来まして(笑)。恐竜の研究をしたいのであれば留学する、というのがそれまでの常道でしたので、私も大学院はカルガリー大学に行きました。
これも、小林先生に相談したら、カルガリー大学で恐竜の卵の研究をしているダーラ・ザレニツキー先生が大学院生を探しているという話があって……となって決まりました。
――本当についていらっしゃるのかもしれませんね。
※小林快次(こばやし よしつぐ)
北海道大学 総合博物館 教授。大阪大学 総合学術博物館 招聘教授。日本を代表する恐竜学者として知られています。
――先生の研究について教えてください。
田中先生 私は「恐竜の繁殖行動」について研究しています。現在では、恐竜の一部が鳥に進化したことがわかっています。爬虫類と鳥類の中間にいるのが絶滅した恐竜になるわけです。爬虫類と鳥類では繁殖方法が異なっていますね。
私は「繁殖戦略」をキーワードに、恐竜の繁殖行動を調査し、繁殖戦略がどのように進化してきたのかを明らかにするのが目標です。
――大学生の頃から恐竜の繁殖方法について研究されていたのですか?
田中先生 大学4年生のときに恐竜の卵を調べ始めたのですが、どんどん面白くなって現在に至っています(笑)。
――恐竜の卵の化石はたくさん見つかっているのでしょうか?
田中先生 世界中で大量に見つかっています。調査が追いつかないほどです。
――知りませんでした。