恐竜は実はもふもふだった?! ミステリー小説にも似た恐竜研究のロマン (3/8ページ)

田中先生は、北海道大学 総合博物館・小林快次教授、兵庫県立人と自然の博物館・久保田克博研究員などと共に、モンゴル・ゴビ砂漠で「アジア最大規模の獣脚類恐竜の集団営巣地」を発見されました。この発見は恐竜が群れで巣を守っていたということを示す証拠で、世界的にも大きな注目を集めました(詳細は以下URLを参照)。
⇒参照:『筑波大学』「恐竜は群れで巣を守っていた! ~モンゴル ゴビ砂漠でアジア最大規模の獣脚類恐竜の集団営巣跡を発見~」
http://www.tsukuba.ac.jp/atten...
――先生が恐竜の研究を始めようと思われたきっかけは何でしたか?
田中先生 一言でいえば「恐竜が好きだった」からです(笑)。また、北海道大学に進学したときに、小林快次先生※が大学に赴任してこられたことが大きな契機になりました。小林先生は、日本での恐竜専門の研究者の草分けという存在です。
――小林先生は、一般向けの書籍『恐竜まみれ:発掘現場は今日も命がけ』(新潮社、2019年)があるなどメディアでも有名な方ですね。小林先生が草分けというのは?
田中先生 私が大学生の時代には、純粋な意味で恐竜を専門に研究しているという大学の研究者は他にはいませんでした。
――えっ? そうなのですか。
田中先生 はい。それまでは、爬虫類化石の研究をしている人が恐竜も研究するとか、そういうケースが多くて、恐竜一本でという研究者は本当に小林先生が初めてという感じだったのです。