福島母子4人遺体事件 現場近辺にあった指定暴力団の「武器庫」 (4/5ページ)
その意味するところは、子ども3人がどう言いくるめられたのか分からないが、男、あるいは母親から死を覚悟させられていたからかもしれない。しかし、そうだとしても、中学2、3年の子ども3人が口を揃えて『ハイ、死にます』とすんなり納得、覚悟できるものだろうかという疑問は残る」
自分で首、腹を刺した男は重傷で入院中。だが、命に別状はなく、回復後、警察は4人殺害の容疑で逮捕する方針だ。
「仕事に失敗して金に困り、(4人を)殺して自分も死ぬしかなかった」
と話しているという。
なんとか会話ができる状態になったものの、まだ事情聴取が終わっていないこともあり、今のところ名前は公表されていない。男は助手席で殺された美奈子さんの何年も前からの交際相手だった。アパートのすぐ近くに住む50代女性が話すには、
「美奈子さんの本当の旦那さんについては分かりませんが、あの男は美奈子さん一家と同居の生活でした。同じアパートに隣り合って2部屋借り、2人で仲よく散歩していたし、夫婦同然でしたよ。殺された子どもたちとも近くの店に楽しそうに出入りしていたから、まるで本当のお父さんみたいでしたね」
★弾倉と回転式拳銃3丁
男の評判はよく、住んでいたアパートの壁の落書きを消したり、破損したゴミ箱を直すなどして、近所付き合いには気を遣っていたという。近隣とのトラブルめいた話は一切出てこない。
男は2月10日前後には退院できそうだから、無理心中の動機解明にさほど時間はかからないはずである。
前出の組員が打ち明けた、水石山の「山中武器庫」に話を戻そう。山頂へ向かう途中で車から降ろされたので、置き去りにされた約20分の間、組員の動きはまったく分からない。
車が戻ってくると、組員が命令口調で「中を見てみろ」と言って、トランクを開けた。まず目に飛び込んできたのが、黒っぽい弾倉で、それが茶色の太い輪ゴムのようなもので3〜4個ずつくくられていた。
「マガジンというのさ。マシンガンは、これがなけりゃ、ただの鉄クズと同じだ」
こちらが手に触れるのはご法度。まじまじ覗き込んでいると、弾倉からタマを取り出して見せた。