皿と命のどっちが大事だ!天下の御意見番・大久保彦左衛門に意見した一心太助 (1/6ページ)

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皿と命のどっちが大事だ!天下の御意見番・大久保彦左衛門に意見した一心太助

「いちま~い……にま~い……」

夏が近づいてくると怪談話が流行りますが、そんなお馴染み「皿屋敷(さらやしき)」の有名なセリフ。

話のバリエーションや元ネタは色々ありますが、大抵は10枚セットの高級なお皿を、女中のお菊が割ってしまい、お手討ちに(斬殺)されたり、あるいは咎められるのを恐れて井戸に身を投げたり(自殺)します。

化けて出たお菊。皿を蛇体に融合させる絶妙な表現。葛飾北斎「百物語 さらやしき」江戸時代

そんなお菊が成仏できる筈もなく、夜な夜な化けて出ては皿を数え、何度やっても「一枚足りない」と嘆き悲しみ続けるのでした。

実に悲しい物語ですが、しかし皿に限らず形あるものはいつか壊れるのが定めだし、まして焼き物なんざ「割ってナンボ」とまでは言いませんが、割れちまっても仕方ないくらいに思っておかないと、神経が参ってしまいます。

(そもそも割れて困るようなら、最初っから金属ででも作っとけという話です)

要は「何も皿の一枚くれぇで死ぬor殺す事(こた)ぁねぇじゃねぇか」という話で、今回はそんなエピソードを紹介したいと思います。

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