人はなぜ、海(水のある場所)に惹かれるのか?その科学的根拠 (5/6ページ)
彼の著作『Blue Mind』は、科学者、アスリート、アーティストの意見を訊き、海や湖、川、プールなどの水辺あるいは水の中にいるときに、心と体になにが起こるかを検証したものだ。
ニコルズ博士は「湖でも、川でも、滝でも、氷河でも、そこには人を水に惹きつけるなにかがあります」と言う。
これは進化の必要性にほかならない。蛇口をひねればすぐに水が出てくる時代以前には、まさに水は命と癒しの源だった。水を探すことは、わたしたちの脳に組み込まれた本能なのだという。
水の姿、音、その感触は、安心感を覚える神経化学反応の引き金になりる。事実、研究からは、水に浸かると、瞑想をしているときと同じように、脳のエピネフリンとドーパミンのバランスが変わることがあるという。「肉体的、社会的、感情的な健康のための一番の薬は、水なのです」

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・遠くまで見渡すことのできる広い海は別格の心理的効果
湖や川、滝や小川でもそこに水がある以上、心を癒す効果はある。だがやはり、海のもたらす心理的効果は別格なのだという。